2019年1月13日日曜日
【人狼観】有意義な反省。振り返り。【Part4】
今年もさっそく、幾つかの村が滅んでますが、
滅んだ村でこのような言葉をよく目にします。
「もう少し話していればよかったね」
「あの時言えていれば~ 考えられていれば~」
これらの言葉には信用性がありません。
第一、よく目にする時点で改善されていません。
何故、一向に改善されず、度々このような話題が挙がるのか。
理由としては、そんな単純な問題ではないからですね。
まず、エピローグや村終わりというのは、
時間、喉制限もなく、話せる環境が整っていて、精神的な負担も無い。
村内とは別の空間かつ環境なのですね。
そんな場でなら「話せていれば~」など幾らでも言えるのです。
村が終わった後で「こういう事が出来たよね」とはなりますが、
村内でこうすればよかった。にはならないのです。
平たく言えば社交辞令でしかありません。
さて、話を戻すと、今後に活かす為の反省とは何なのか。
例えば、会話不足が判断ミスの原因だと仮定しましょう。
まず、何故話せなかったのか。
そして話す為には何が必要なのか。
(そもそも話したところで何かが変わったのか)
会話の為の喉、自分の時間、相手の時間、タイミング、意識が向いていたか。
様々な要因がある訳で、
話す事が要素取りの切欠になったと仮定しても、
それ以前の時間や喉、意識の問題がありますよね。
「考えれば~」とは言いますが、
その考えるきっかけと、考える時間と、考えた事を発言する時間と喉は何処から持ってくるのでしょうか?
そもそも考える以前に、上記の何が足りなかったかを突き止めるのがまず先なのですよね。
話す為の環境をまず作りましょう。
(それが足りてないから話す、考える、言う。という発想に至らなかったんだろ。と言いたくなります)
要は、人狼において、安易に「もう少し話せていれば~」等言ってはいけません。
根本的な解決にはなりませんからね。
話す為、考える為には何が必要なのかをまずはよく考えてください。
可能性の無い事に対して、「できていれば~」は無意味な反省です。
1つ、実体験も含めて例を挙げます。
以前、初日から覚えていた違和感を要素に昇華できずに、LWを取り逃したという経験があります。
この問題の解決方法として一つ挙げられるのは、
違和感を見逃さない。大事にする事。
これだとただの感想にしかなりません。
次に、違和感を言語化できるようにしておく。
これは、答えが分かった後で、答えが分からない時に特に気になった部分をピックアップして
過程を結論と繋げる事である程度は解決します。
しかしまだ不十分で、多くの方は良くてここで満足するのではないでしょうか。
本題はここからです。
次に考えるべきは、それを実践投入できるか否かです。
この違和感はこういう理由で狼要素だ。
この傾向には注意を働かせるべきだ。
新たな判断方法を手に入れても使えなければ意味がありません。
また、習得した結果、別のスキルを失ってはいけません。
喉や時間を余しているならその限りでは無いですが、
多くの失敗というのは、限られた資源を有効活用できないから起こるものです。
新たに身に着けた事を実践で使おうと思ったら、その分の時間と喉が必要ですよね。
では、必要になった分の資源は何処から持ってくるのでしょうか?
同じ運用をするなら結局資源は足りなくなりますよね。
前回より喉制限と時間に余裕のある村に入る。
という選択肢もありますが、ここでは同じ条件(同量の喉と時間)で考えます。
つまり、直接的な失敗とは別に見直すべき点と改善すべき点を探します。
一番分かりやすいのは、時間や喉の使い方。
例えば、この人の要素は別に出さなくても処理には直結しなかった。
他者の意見で事足りたな。と感じる部分は削る事が出来ますし、
結果を見た上で、この発言はもう少しコンパクトかつ分かりやすく伝えられただろうと思ったのなら、その発言を修正して見るのも良いですし。
発言の取捨選択で考えた時、
村陣営であるなら、基本的に優先すべきは、狼要素>>村要素の提示なので
優先順位自体はつけやすい。
単純に喉管理が下手なら、まずはペース配分から考える必要もありますからね。
まとめると、
Q.初日から覚えていた違和感を要素に昇華できずに、LWを取り逃した
という問題に対しての対応策として
①初日の違和感を重要視する(得た事を活かす為の認識)
②違和感を言語化し、言葉や理屈として把握しておく(直接的な対応策)
③発言の取捨選択(優先度の決定、時間と喉の有効活用)
④発言のブラッシュアップ(喉節約・喉管理)
⑤言語化速度の改善(地力向上)
これだけの事を考える余地があるのです。
③と④は、見落としがちな、直接的では無いけど、
問題に大きくかかわりがちな反省点と言えるでしょう。
①と②という対応を実践する為の③と④
新しい物を取り入れた所で、資源の使い方が変わらないのであれば
結局それは次には繋げられないし、取り入れた代わりに別の何かが抜け落ちて、
その抜け落ちた物がミスを誘発し、それに対処するには~
と無限ループに陥ります。
解決すべき問題(直接的な要因)と、
それを扱える環境整備(間接的な要因)
この二つが揃って初めて次回に活きる反省となるのです。
大概は、解決すべき問題(話していれば~)
にだけ目を向け、どうやれば話す事が出来たか、その状況に持って行けたか、考える余地を持てたか等、それに至るまでの道筋を考えずに反省としている節があります。
そりゃ、同じ間違いを繰り返しますし、進歩が無いわけです。
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