2018年11月24日土曜日

【過去日記】小喉は人を弱くする【Re】

(2018.11/6 人狼SNSより再掲)

※ここで言う「小喉」は800pt未満の村とします。
また、ガチ推理村を想定しています。


最近、小喉の村をよく見かけるようになりました。
リアルに配慮したり、800以上の村だと議事に溺れる人の為だとか色んな理由があるでしょう。

人狼の最大の敵はリアルなので、そこへの対策としては意味のあるシステムだと思います。


が、今回は少し突っ込みたいと思います。


小喉、つまり村全体の最大発言数が減る事によるポイントは何でしょうか?
そう、議事量が減る事です。

また、300,400程度しか喋れなくても寡黙と言われることもありませんね。


ですが、議事の量が減り、読みやすくなったからと言って、読解力が上がるとは限りませんし、
800が500や600になったとして、発言の精度が上がる訳でもありません。

議事量が減ったから読みやすくなり、推理や考察が捗る。
それは視覚的にそう見えるだけで、実際はただの錯覚です。


では、小喉だとどのような問題があるか。

単純に他者とのやりとりが減り、お互いに一方通行になりがちです。
意見のすり合わせがし辛くなるので、齟齬や摩擦等が解消し辛い。

また、一発言に詰め込むようになりますね。発言濃度が上がるというよりは詰め込むようになります。
意見を伝えるより、発言内に収める(言葉を簡略化する)に意識が向きがちです。

これは特に、「喉が足りない」となった事がある方には当て嵌まるかと。


後は、読みやすい(と思い込んでいるが)故に、取り方と取らせ方が甘くなる。でしょうか。
心理的に、読まれて当然になりがちなので、
発言者側は喋る(収める)>伝えるに傾き、
読み手は拾う事を吟味せず、全て読もうとします。(理解しているかは別)

悪く言えば、お互い送受信に気を使わなくなりますね。
人狼でよくある根本的な勘違いを招きます。
(自分の発言は全て読まれている、理解されていると思い込み、自分は議事を理解し、読めていると思い込む)

総じて、要素を取れる場面の減少と、
落ちている物の質の低下を招きます。


昨今、PL全体的に、議事を読む能力も、他者に拾わせる能力も、コミュ力も落ちていますが、
これは小喉化も関わっていると考えます。

勿論、リアルに配慮したり、村自体にコンセプトがそれぞれあるでしょうから、小喉自体を否定するつもりはありません。
それを逆手に取った村もありますし。

ですが、時間がそれなりに取れて、普通量喋れて、少しでも推理面を向上させたいなら、標準的な(800pt以上の)村に入った方が有意義ではあります。

小喉で窮屈感を覚えた事のある方は特に。


追記
本来の小喉のコンセプトと、今の人狼PLの考え方がすれ違っている風には思えます。
忙しい人が全力で楽しむという形ではなくなっているのではないでしょうか。

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