2018年11月27日火曜日

【人狼観】長期人狼に対しての認識【Part2】

最近の人狼PLの弱体化についてですが、(昔が強かった訳ではない)
目立つのは議事を読めなくなった。考えられなくなった。理解力が著しく落ちたことにあると思います。発信以前に拾いが弱いのです。

これには幾つか原因があると思いますが、一つは長期人狼に対しての認識の変化だと思います。

【過去日記】小喉は人を弱くする【Re】 でも少し触れましたが、
リアルへの配慮や小喉専用のサーバーやシステムが確立されたこともあって、
小喉の村が増えてきました。

同時に、長期人狼そのものに対して時間をかけるという考えが薄まってきている。
と考えます。
忙しい人の為の小喉ではなく、労力をかけない為の小喉に成り下がっているという訳ですね。
それが結果的に、長期人狼に時間をかけない要因になっている。
根底として、時間を最大限に活用するか、そもそも時間をかけたくないかで全く変わって来るのです。
後者は質を低下させる要因となり得ます。

時間をかけないので、議事を読まなくなる。
議事を読まないので、得る物も弱くなる(【過去日記】議事を読む【Re】を参照)
考える時間も減る上に、得ている物の質が低いのでまともな発信をしなくなる

初めの段階で既に終わっているのですよね。


そもそもの話をしますが、長期人狼というのは時間と労力がかかるものであり、かけるものです
日数だけではなく、時間を含めて。
敷居が下がるのは良い事ですが、PLの質を下げてはいけませんよね。

時間をかければ良いとは限りませんが、時間という点を妥協する意味はなんでしょうか?
時間が無かったから上手くいかなかった。と予防線を張りたいのでしょうか?
これは自分の意思で参加している以上言い訳でしかありません。


かけられる時間と労力をかけてないので、そりゃいつまでたっても上達しない訳です。

はっきり言うと、リアルにゆとりがある上で、1日1,2時間程の参加を1週間続ける位なら、初めから短期やらワンナイトで良いのでは? と思ってしまいます。

なので、時間に余裕があって、向上心があるなら、普通に標準以上(800p)の村に参加して時間をかけましょう。となります。


小喉が駄目という訳ではなく、
小喉は、人狼に対して手を抜く理由にならず、妥協する為に存在する訳でもない。

それが重要な事です。

人様のやり方にケチをつけるつもりはありませんが、
楽しむ為に参加するのではなく、参加する為に参加する。(回数だけを重ねる)
参加が義務になってしまっては、遊びとしては本末転倒なのではないでしょうか?

2018年11月24日土曜日

【過去日記】小喉は人を弱くする【Re】

(2018.11/6 人狼SNSより再掲)

※ここで言う「小喉」は800pt未満の村とします。
また、ガチ推理村を想定しています。


最近、小喉の村をよく見かけるようになりました。
リアルに配慮したり、800以上の村だと議事に溺れる人の為だとか色んな理由があるでしょう。

人狼の最大の敵はリアルなので、そこへの対策としては意味のあるシステムだと思います。


が、今回は少し突っ込みたいと思います。


小喉、つまり村全体の最大発言数が減る事によるポイントは何でしょうか?
そう、議事量が減る事です。

また、300,400程度しか喋れなくても寡黙と言われることもありませんね。


ですが、議事の量が減り、読みやすくなったからと言って、読解力が上がるとは限りませんし、
800が500や600になったとして、発言の精度が上がる訳でもありません。

議事量が減ったから読みやすくなり、推理や考察が捗る。
それは視覚的にそう見えるだけで、実際はただの錯覚です。


では、小喉だとどのような問題があるか。

単純に他者とのやりとりが減り、お互いに一方通行になりがちです。
意見のすり合わせがし辛くなるので、齟齬や摩擦等が解消し辛い。

また、一発言に詰め込むようになりますね。発言濃度が上がるというよりは詰め込むようになります。
意見を伝えるより、発言内に収める(言葉を簡略化する)に意識が向きがちです。

これは特に、「喉が足りない」となった事がある方には当て嵌まるかと。


後は、読みやすい(と思い込んでいるが)故に、取り方と取らせ方が甘くなる。でしょうか。
心理的に、読まれて当然になりがちなので、
発言者側は喋る(収める)>伝えるに傾き、
読み手は拾う事を吟味せず、全て読もうとします。(理解しているかは別)

悪く言えば、お互い送受信に気を使わなくなりますね。
人狼でよくある根本的な勘違いを招きます。
(自分の発言は全て読まれている、理解されていると思い込み、自分は議事を理解し、読めていると思い込む)

総じて、要素を取れる場面の減少と、
落ちている物の質の低下を招きます。


昨今、PL全体的に、議事を読む能力も、他者に拾わせる能力も、コミュ力も落ちていますが、
これは小喉化も関わっていると考えます。

勿論、リアルに配慮したり、村自体にコンセプトがそれぞれあるでしょうから、小喉自体を否定するつもりはありません。
それを逆手に取った村もありますし。

ですが、時間がそれなりに取れて、普通量喋れて、少しでも推理面を向上させたいなら、標準的な(800pt以上の)村に入った方が有意義ではあります。

小喉で窮屈感を覚えた事のある方は特に。


追記
本来の小喉のコンセプトと、今の人狼PLの考え方がすれ違っている風には思えます。
忙しい人が全力で楽しむという形ではなくなっているのではないでしょうか。

【過去日記】議事を読む【Re】

(2018.8/8人狼SNSより再掲)

議事を読む とは、何でしょうか?


人狼というゲームは、ほぼ全ての情報が議事に集約されている為、
極端な話をすれば、村陣営は議事を完璧に読みきれば人外を捕捉できるし、真贋も見極められる筈なのですよね。

あくまで極端な話ですが、
議事が最大の情報源であり、それ以上に真実を語るものは存在しません。


というより、村陣営には自分が何者であるか位しか情報が無いので、必然的にそこに頼るしかない
(占いであっても初日は対抗位しかわからず、霊能は対抗情報を差し引くと3日目までは素村と同じ。狩人は略)


こう考えると、議事読みが浅い。というのは立派な人外要素になり得ますが、悲しい事に、最近村陣営でも議事読みが浅い。または読んでいない人は散見されます。そして村は滅ぶ。

流し見しかしていない、コアズレで読めていないとかそういう次元の話ではありません。

では、議事を読めていない。というのはどういう状態でしょうか?


多いのは、妄想や理想が、議事を先回る事。
占い真贋に非常に多く見られる光景で、灰への単体考察にも見られます(特に終盤)


本来は、議事の情報を受け取ってから解釈を広げたり推測をするのですが、自己の理想や妄想が第一となり、そのバイアスがかかった状態で議事を読む。

最大の情報源より、不確定かつ根拠の無い自己の考えを優先した挙句、自ら情報を遮断している。
これは、議事を読んでいるとは言えませんよね?
見たいものだけを見ている状態といえます。


推理というのは、情報を元に構築し行う物なので、
理想や願望が入った時点で推理ではありません。

狼前提で考えたら村要素なんて拾えません。 それと一緒です。


こういう意味で、議事を読めていない人は多いと思います。


日数経過により、情報が増えその分精度は上がるとは言いますが、
読めていないのなら何日経とうが情報量は変わりませんし、寧ろ理想に傾くので悪化すると言えます。

読めていたとしても、中盤辺りで情報自体はピークを迎えるので、やはり終盤に向けては劣化するでしょう。
知らずに理想や願望に傾きますし。


役職を減点方式で見ると失敗する。
単体考察が個人要素に固まりだしたら終わり。
「ぼくのかんがえたさいきょうのさくせん」は大体村の為にならない。

この辺りは、議事よりも先に優先されている部分が存在する故の過ちですね。



考えに行き詰ったり、白飽和したり、全員偽に見える時は、
今一度自分が議事を読めているか確認してみるといいかもしれません。
言葉の通り、見落としている筈です。

どんなセオリーや経験も、その場の議事には勝てません。

2018年11月23日金曜日

【人狼観】発信能力の欠如【Part1】

昔はどうか、という話ではありませんが、
最近の村陣営、というより人狼PLは弱いと思います。
(強いの定義は様々ですが、村視点から見た要因としては、推理力の低下、議事読み能力等)

今回は、発信に重きを置いて考えてみました。


結論から言うと、投げっぱなしの発言をよく見ます。
発言したことが終着点のような感じです。
人狼は、喋るゲームではありますが、喋る事が目的のゲームではありません。
あくまでも手段として発言が存在するのです。伝える、説得(誘導)する為に喋るのです。


何故発言が投げっぱなしになるのか。
目的を履き違えているからか、自分の発言は読まれると思っているのか、誰か拾うだろうと考えているのか。
伝える意識がありませんよね。
伝えたい相手(人数問わず)を想定できていないから投げっぱなしになるのでしょうね。

自分の立場で考えてみてください。
他人の発言(特に灰)なんて一語一句読む訳無いじゃないですか。
対した発言でもないなら尚更。


例えるなら、新商品を出したけど、発売しただけで宣伝を一切していないようなもの。
リリースしたから誰か買うだろうという考えですね。
商売はあくまで売り上げを出す事が目的です。その為に新商品を発売する。

村で起こっている事態というのは、いわば、発売を目的として、それが達成された時点で満足してしまっているのです。おかしな話だと思いませんか?


仮に、意気揚々と喋っていたとして、意識としてそこに相手が存在しないので、広がる事はありません。「言っている事は分かるんだけど、響かないなあ」とかはこれです。
自発的に喋っているように見えて、実は待ち姿勢なのです(拾われ待ち)
拾われる(売る)努力をしていないですよね。

待ち姿勢が悪いとまでは言い切りませんが、お互い待ち姿勢で自分から動こうとしないので、
お見合いが発生する。
結果的に意思疎通が上手くいっていなかった。墓やエピでやっと話が通じた。みたいなことは無いでしょうか?


画面の向こうには人間が居るからマナーは守りましょうとは言う割に
画面の向こうにいる相手に対して意見を伝えようとしないのは不思議です。
発言すれば、自分の考えは全て伝わるとでも思っているのでしょうか。


後は、魅せ方のベクトルが違いますね。
自分を良く魅せようとする意識はあるけれど、自分の意見を伝える気は無い。
そんなパターンをよく見ます。
人外ならわかるんですけどね…。

単発発言は顕著です。
事を端的に述べるのとか、戦略的に速度を扱うのではなくて、
ただ自分を良く見せる為だけに喋る。格好つける。
省エネで喋る俺カッケーと勘違いでもしているのか。

はっきり言ってしょうもないです。
何一つ村にメリットが無いのでやめて頂きたいですね。


まとめると
商品を売りたいなら、企業努力をしましょうとなります。
発言で満足せずに、その向こうには誰がいるか、特に誰に届けたいか。
見てもらうにはどうすればよいかを頭に置いておきましょう。
発売すれば買われる(喋れば拾われる)みたいな考えは捨ててください。

後、発言で格好つけるのは、ダサい(実益が無い)のでやめた方が良いです。


【Part1】と銘打ちましたが、気が乗れば続きを載せます。

2018年11月20日火曜日

自己分析の意味

こんばんは。

突然ですが、皆さんは自分をどういう人間だと解釈しているでしょうか?

誰しもが一度とは限らず何度も考えた事でしょう。
自分を知るという行為は、人狼に限らず、人生においても重要な意味を持ちます。

では、人狼ではどう大事になるか。
簡単な所で言えば、自分が何をどう考え、できるできないを把握する。

例えば、誰かの色について述べたい時、
発言がまとまっていない、伝えたい事が不鮮明な人は、
自分が何を言っているかを理解していない傾向にありますね。
理解していないから、全てを述べようとして結果的にまとまりが無くなる。

自分が理解していない以上、他人に伝わるはずなど無いのです。


上記の事は、違う形で何度か言ってきたので、
本題はここから、


私がツイッターやエピローグ等を見てきて、自己分析について勘違いされていると思ってきたことが一つあります。

それは、自己分析は自分を把握する事であって、自分を定義づける物ではない

具体的に言うなら、できないと認識しても良いが、できないと定めてはいけないのです。

そもそも、自己分析とはどういう目的で行うものでしょうか?
一言で言えば、自分の可能性や選択肢を広げる為です。

得意な事、向いている事を見つけて、それを伸ばす。
苦手な事、不向きな事を理解しつつ、克服又はそれに頼らないように工夫する。
(例えば、泳げないのであれば、泳げるように練習したり、泳がないで移動できる手段を見つけだす)

本質的には、自己分析というのは、次に繋げる為の参考資料を見つける作業なのです。

出来ない事は出来ない。はい終わり。では無いのです。
じゃあ出来ないならどうするの?まで考えるのが自己分析です。

自分の可能性を広げる行為で、自分を狭めてたら話になりません。


そもそも人間はデータでは無いので、物理的な要因以外で物事を決めつけるのは早計です。
特に、自分の苦手意識は大体思い込みだったりします。

不得手な事があっても、それは現段階での情報で、参考程度でしかなく、明確な根拠はありません。やらざる負えない状況が来るかもしれません。(結果的にそれが一番有効手段な時もある)

泳げない自覚が無く、50m泳ごうと考えるのは愚行ですが、
泳げないから何もしないというのは、俗に言うただの思考停止です。
村陣営ならそれで滅びます。


出来ないと考えるのは自由です。苦手な事もあるでしょう。
ですが、出来ないならどうするの? それを直す為にはどうしたらいいと思うか迄を想定するのが
考えるという行為なのではないでしょうか?



2018年11月19日月曜日

ご挨拶

こんばんは。
始めましての方は初めまして。そうでない方はお久しぶりです。
silvpと言う者です。

元々人狼SNSという場所で、自身の考えの記録の為に日記を投稿してきたのですが、
この度人狼SNSのサービスが終了するという事で、過去の記事の移動も兼ねてこちらで日記をつける事に致しました。

と言っても、不定期かつ気まぐれなので更新頻度には期待をしないでください。

暫くは、以前まとめた日記の再掲や、それに対しての現在の見解を加えたもの等も載せていこうと思っています。

それでは、

議事読みの本質は"読み"に非ず

人狼PLなら誰しもが行う議事読み(ログ読み) 狼の補足、状況の把握、村の相関図、投票経緯等々様々な物が見えてきますね。 そんな中で、議事読みが遅い。と耳にする事は度々ありますが、 何故議事を読むのかが遅いか、または遅くなるのでしょうか? タイトルでもありますが、読む...